バーニーズ・マウンテン・ドッグ(以下バーニーズ)は大型犬のため、日頃の運動は欠かさず行う必要があります。
それはそのはず、バーニーズはもともと山岳地帯で荷物を運ぶ仕事をこなしてきた動物でとても体力があるからです。
日頃の運動を怠っているとストレスや肥満になって、病気や怪我の原因につながります。
では、どれくらいの運動量が必要になるのでしょう。
この記事では、バーニーズの一日の必要な運動量がわかります。
ポイント
- 運動方法は散歩とドッグラン
- 散歩の時間は30分から1時間を朝夕
- 時間帯は朝と夕方涼しくなってから
それぞれ見ていきましょう。
運動方法は散歩とドッグラン
散歩
バーニーズの飼い主さんは毎日の散歩が欠かせません。
大型犬であるバーニーズは非常に運動量が多く必要であり、特にアップダウンの激しい散歩コースが理想的です。
バーニーズはもともとアルプスの険しい山岳地帯で荷物を運ぶ仕事をしていたため、非常に体力があります。
そのため、毎日の散歩でしっかりと運動させることが重要です。
ただし、飼い主さんが毎日長時間長距離を散歩するのは大変です。
そこで、アップダウンの激しい道のりを取り入れた散歩コースを選ぶと良いでしょう。
バーニーズのご先祖が山岳地帯を歩いていたため、急斜面や階段などの散歩コースが好きです。
ご近所にある場合、飼い主さんも毎日長距離を歩くことなく適度な運動量を確保することができます。
散歩をアップダウンのあるコースにすることで、バーニーズはより一層喜びます。
運動量が多いため、単に歩くだけでは飽きてしまう可能性もありますので、気分転換になるような散歩コースを選んであげることが重要です。
バーニーズの散歩は、ただ運動量を確保するだけでなく、飼い主さんとのコミュニケーションやストレス解消にも繋がります。
日々の散歩を楽しむことで、飼い主さんとの絆を深めることもできるでしょう。
ドッグラン
現代の忙しい生活では、愛犬と思い切り遊べる時間を作ることはなかなか難しいものです。
しかし、ドッグランが増えたことにより、飼い主とワンちゃんが一緒に楽しく遊べる場所が手軽に見つかります。
ドッグランとは、専用に整備された犬の運動スペースのことです。
一般的には広々とした敷地に囲まれたエリアで、ワンちゃんが思い切り走り回ることができるようになっています。
さまざまなアクティビティが揃っており、ワンちゃんにとってはまさに楽園とも言えるでしょう。
ドッグランの利点は多岐にわたります。
まずは、ワンちゃんの運動不足解消です。
広いスペースで走り回ることで、ワンちゃんの体力を温存するだけでなく、ストレスの解消にもつながります。
また、他のワンちゃんとの交流もできるので社会性の向上にも効果的です。
また、ドッグランでは様々な設備が完備されています。
例えば、ジャンプ台や障害物、プールなどが用意されている場合もあります。
ワンちゃんにとっては新鮮な刺激となり、知的な刺激も受けることができます。
さらに、ドッグランは飼い主にとってもメリットがあります。
例えば、ワンちゃんが思い切り遊んでいる間に、飼い主は他の飼い主と交流することができるでしょう。
同じような愛犬を持つ人々と情報交換やアドバイスをしたり、お互いの愛犬の成長を見守りながらつながりを深めることができます。
ただし、ドッグランでの遊びはルールを守って行うことが重要です。
他のワンちゃんとのトラブルを避けるために、予防接種やワクチンの接種の確認、リーダーシップの確立などが必要です。
また、排泄物はきちんと処理し、清潔に保つことも大切です。
愛犬と一緒に思い切り遊び、交流を深めるためには、ドッグランは最適な場所です。
身近な場所にドッグランがあるか調べてみましょう。
ワンちゃんとの特別な時間を楽しむことができること間違いありません。
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散歩の時間は30分から1時間を朝・夕
バーニーズのような大型犬の散歩には、毎日1~2時間の時間を確保する必要があります。
しかし、その時間を1回の散歩でまとめるのではなく、朝と夕方の2回に分ける方が効果的です。
大型犬は、適度な運動をしないとストレスや行動問題を引き起こすことがあります。
そのため、1日に2回散歩をすることで、適度な運動を確保することができます。
散歩の時間は、朝と夕方それぞれ30分から1時間程度が目安です。
朝は犬が夜の間に溜まったエネルギーを発散するため、活発な散歩がオススメです。
また、夕方の散歩は一日を振り返り、リラックスさせるための時間となります。
散歩の適切な時間帯は、天候や季節によっても異なるので注意が必要です。
特に夏や冬は、日中の気温が高くなったり低くなったりするため、早朝や夕方の時間帯に散歩をすることが望ましいです。
散歩の時間帯を朝と夕方に分けることで、犬の運動量を適切に調整できます。
1回の散歩で長時間歩くことは犬にとっても負担になりますが、朝と夕方で分けることで、犬の体力を無理なく使えるようになります。
また、朝と夕方の散歩は犬の生活リズムにも合っています。
朝の散歩で犬を目覚めさせ、夕方の散歩でリラックスさせることができます。
散歩は犬にとって運動だけでなく、社会化やストレス解消のための大切な時間でもあります。
定期的な散歩を習慣化し、犬の健康やしつけにも配慮した散歩を心がけましょう。
時間帯は朝と夕方涼しくなってから
夏の時期、熱中症にならないためには、散歩の時間帯を選ぶことが重要です。
朝と夕方は、気温が比較的涼しくなるため、散歩に適した時間帯です。
朝の場合、日の出前から太陽が昇りきらない時間帯がオススメです。
この時間帯はまだ空気が涼しく、路面の温度も上がっていないため、暑さを感じにくくなります。
また、人や車の出歩く数も少ないため、のんびりと散歩を楽しむことができます。
夕方も涼しくなる時間帯です。
日が傾き始めてから散歩をすると、日中の暑さも和らぎ、風も吹き始めます。
これにより体感温度が下がり、快適に散歩することができます。
また、夕方は仕事や学校帰りの人が多くなるため、賑わいも感じられるでしょう。
しかし、散歩の時間帯を選ぶ際には長時間の散歩には注意が必要です。
特に夏の暑い時期は、長時間の散歩で体力を消耗したり、熱中症になる可能性が高くなります。
散歩の時間を十分に確保し、無理をせずに適度な運動量にとどめることが大切です。
例としては、
ポイント
- 朝5時頃から30分程度
- 夕方(日が暮れる時間)7〜8時頃から30分程度
夏場はこれくらいの時間帯で散歩に行っています。
そうすることで、熱中症対策と肉球の火傷対策になるからです。
注意ポイント
真夏の炎天下の中、散歩に連れて行ってる方を見かけます。
昼間の道路(アスファルト)の表面は60度以上の高温になります。
人間は靴を履いていますが、犬は肉球のみなので火傷してしまいます。
経験として、手の平を路面に当て、5秒待っても熱くならないようなら大丈夫です。
また、人間の頭は大人でしたら道路より1.5m以上高いところにありますが、犬は50cm程度と低いところに頭があるため、道路の熱がより暑く体感します。
これは人間の大人と子供で散歩していても、子供の高さで座り込むとわかると思います。
体感的には2度から3度程度違うと言われています。
昼間は、クーラーの効いた部屋で飼育するのはもちろん日中の散歩は厳禁です。
なぜなら、元々寒い地域で生活していたバーニーズは、寒さに強いですが暑さと湿気に弱いためです。
春~秋にかけての散歩は、日中でも大丈夫です。
日中の散歩は、時間を短くしても問題ありませんが、できるだけ階段やアップダウンを繰り返す運動をすると効果的です。
バーニーズの運動量のまとめ
バーニーズはとても体力があるので、散歩は毎日が好ましいです。
ドッグランに連れて行くと、バーニーズはとても喜びますので、お近くのドッグランを探してみてはいかがですか?
また、バーニーズの散歩の時間は、毎日30分から1時間くらいが必要です。
バーニーズの散歩の時間帯は、夏や春〜秋にかけての散歩は注意が必要です。
夏の時期は、朝の太陽が昇りきらない時間、路面の温度が上がらない時間の散歩が望ましいです。
春~秋にかけての散歩は、日中でも大丈夫です。
日中の散歩は、時間を短くしても問題ありませんが、できるだけ階段やアップダウンを繰り返す運動をすると効果的です。