バーニーズのストレス・寿命は？注意が必要です

 1括～24分割 Inuversity(イヌバーシティ)　～いぬ大学～　犬のしつけ教材

バーニーズマウンテンドッグ（以下、バーニーズ）は大型犬でとても優しく、番犬としても優秀で、人との触れ合いを大切にする動物です。

そんな可愛いバーニーズですが、遺伝的な病気やちょっとしたストレスから、寿命が短くなってしまう悲しい出来事が起こり得ます。

遺伝的な病気は避けることはできませんが、ストレスからくる病気は抑えることができます。

この記事では、バーニーズに起こりえる

をお伝えします。

ストレスの原因

なぜバーニーズはストレスを覚えるのでしょう。

寿命に関わるとも言われるストレスについて説明します。

日々の運動は散歩が大事

バーニーズは本来、荷物を引いたり牛や羊を追ったりするなど、とても活動的な犬種です。

ですから、日々の運動が欠かせません。

その中でも特に重要なのが散歩です。

散歩は、バーニーズが健康を保つために必要不可欠な要素です。

バーニーズは散歩によって運動量を得ます。

朝夕に1回の散歩を行うことをおすすめします。

そして、散歩の時間は1時間以上としましょう。

このくらいの時間を連れて行くことで、バーニーズは自然な運動量を得ることができます。

なぜ散歩が重要なのかというと、散歩によってバーニーズが適切な運動をすることで、ストレスを解消することができるからです。

バーニーズはとても活動的な犬種であり、適度な運動不足はストレスの原因になります。

そのため、散歩を通じて適切な運動を提供してあげることが大切です。

また、散歩はバーニーズの社会化や行動面でも重要な役割を果たします。

散歩の中で他の犬や人との出会いがあれば、社会性を身につけることができます。

さらに、散歩の中で自然に飼い主とのコミュニケーションが生まれるのも良い点です。

バーニーズとコミュニケーションを取りながら散歩をすることで、飼い主との絆を深めることができるでしょう。

バーニーズは大型犬なので、十分な運動をすることが健康にとって必要です。

その中でも散歩は特に重要です。

健康維持やストレス解消、社会性の向上など、様々な面で散歩はバーニーズにとって欠かせない活動です。

日々の生活に散歩を取り入れて、バーニーズの健やかな暮らしをサポートしましょう。

夏の気温に注意

夏の気温が上昇すると、犬種であるバーニーズは特に影響を受けやすいです。

バーニーズはスイスの山岳部で育つことが多く、涼しい環境が好きなため、日本のような高温多湿の気候には適応できません。

そのため、バーニーズを飼う際は室内飼いを推奨します。

室内の環境下では、エアコンなどを利用して温度管理を行うことが重要です。

熱中症対策をしっかりと行って、ストレスが溜まらないようにしましょう。

また、バーニーズが日中外に出る場合は、熱中症予防のために以下のような注意点があります。

1. 散歩の時間帯を避ける 最も気温が高くなる午後の時間帯は散歩を控えましょう。
   午前の涼しい時間帯や夕方など、気温が下がっている時間帯に散歩をすることを心掛けましょう。
2. 日陰での運動 直射日光に当たる場所では犬の体温が上昇しやすくなります。
   散歩中や外での遊びの際は、できるだけ日陰の場所で運動させるようにしましょう。
3. 水分補給を十分に行う 犬は人間よりも水分を多く必要とします。
   散歩や遊びの際には、こまめに水分補給をすることを忘れずに行いましょう。
   水筒や携帯用の飲み物容器を持ち歩くと便利です。
4. 熱中症の症状に注意する バーニーズは熱中症になりやすい傾向がありますので、熱中症の症状に注意しましょう。
   体温の異常、嘔吐、食欲不振などが見られた場合はすぐに獣医師に相談しましょう。

夏の気温が上昇する季節には、バーニーズの健康を守るためにこれらの注意点をしっかりと守りましょう。

家族との触れ合いを大事に

バーニーズは社交的な性格を持っていますが、特に家族との触れ合いを大切にする犬種です。

家族が大好きで、常に一緒にいたいと思っています。

バーニーズは寂しがり屋な一面もあります。

外で飼う場合は、なるべく隔離しないように心掛けましょう。

長時間のお留守番や家族との離れ離れになることは、バーニーズにとってストレスの原因となります。

ですので、家に十分なスペースがある場合は、室内飼いをおすすめします。

室内飼いでは、バーニーズがいつでも家族と一緒に過ごせるため、ストレスを感じることなく幸せに過ごすことができます。

しかし、お留守番させる際には注意が必要です。

バーニーズは一人でいるのが苦手なため、１人でも居られるよう工夫をしましょう。

例えば、テレビをつけて出かけると、バーニーズは家族の存在を感じ、不安を和らげることができます。

また、おもちゃを与えて遊ぶなどのトレーニングを行い、バーニーズが一人でも過ごせるようにしましょう。

家族との触れ合いはバーニーズにとって大切な要素です。

ストレスが溜まると、バーニーズの健康に悪影響を与える可能性があります。

ですので、できるだけ家族との時間を大切にし、バーニーズとの絆を深めていきましょう。

それによって、バーニーズは幸せな犬生を送ることができます。

寿命

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、大型犬の中でも平均寿命が比較的短いとされています。

その平均寿命は7〜11歳程度で、一部の個体では20年以上生きることもありますが、一般的には短命とされています。

これは、バーニーズ・マウンテン・ドッグが様々な病気にかかりやすいためだと言われています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、関節疾患やがん、心臓病などの疾患にかかりやすい傾向があります。

特に関節疾患は、この犬種が大型であるために負担がかかりやすく、早い段階から発症する場合があります。

また、遺伝的な要素も関与していると考えられています。

さらに、バーニーズ・マウンテン・ドッグは、成長が早いため、成犬になる前に多くの栄養を必要とします。

しかし、成長が過剰に進むと関節や骨の問題が生じることがあります。

適切な栄養管理と適度な運動が重要です。

しかし、バーニーズ・マウンテン・ドッグが平均寿命よりも長生きする個体も存在します。

これは、飼い主が犬の状態を管理し、適切なケアを行うことによって可能となります。

定期的な健康チェックや予防接種、バランスの取れた食事などが重要です。

また、適度な運動やストレスの軽減も寿命を延ばす要因となります。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの寿命については、遺伝的な要素や個体差が大きく影響するため、一概には言えません。

スイスのことわざにバーニーズは、

『生後3年で若犬、3年経ったら良犬、その後の3年で老犬になり、それから先は神からの贈り物』

という言葉があるそうです。

しかし、環境を整え、十分なケアを行うことによって、犬の寿命を延ばすことができるでしょう。

飼い主の役割は、愛するペットの健康管理に尽きます。

バーニーズが寿命が短い理由は体格が原因

バーニーズは、その特徴的な体格が寿命の短さに関係しているとされています。

犬は体が大きければ大きいほど内臓への負担がかかります。

そのため、大型のバーニーズは短命になる傾向があると言われています。

バーニーズはもともと涼しい地域で生息している犬種です。

そのため、高温多湿な日本の気候が苦手なことが寿命の短さに関係していると考えられます。

暑さに弱く、暑い環境下では体温調節に苦しみ、健康に影響を及ぼすことがあります。

これによるストレスが、寿命の短さにつながっている可能性があります。

さらに、バーニーズの一般的な生活環境も寿命に影響を与えると考えられています。

バーニーズは活発で運動が好きな犬種ですが、室内での運動が主体となることが多いため、運動不足や生活習慣の変化によるストレスが生じることがあります。

これにより、寿命が短くなる可能性があるとされています。

また、バーニーズは肉体的には大きく頑丈ですが、遺伝的な要因や骨や関節の成長の異常なども影響しているとされています。

これらの要因により、バーニーズは他の犬種に比べて寿命が短くなる傾向があると考えられています。

以上のように、バーニーズの寿命の短さには体格の大きさ、気候や生活環境のストレス、遺伝的な要因など様々な要素が関与しているとされています。

バーニーズを飼う際には、十分な注意とケアが必要であり、日常的な健康管理を行うことが重要です。

バーニーズの年齢換算表

バーニーズは比較的短命な犬種なので、シニア犬になったら体調に気をつける必要があります。

以下の年齢換算表を参考に、犬の年齢が人間でいうと何歳にあたるのか確認してみましょう。

例えば、バーニーズが5歳だとした時、人間に換算すると”49歳ほどに値することがわかります。

バーニーズは『25歳』が最高齢と言われています。

ちなみに、ギネスに認定されている犬の最高齢は、オーストラリアン・キャトル・ドッグの『29歳』です。

その理由は、ドッグフードの品質向上や獣医療の発展・健康診断の普及など、科学や医療の発達のおかげです。

それにより、今後はバーニーズの寿命もさらに延びることでしょう。