
大型犬と暮らしていると、散歩中の行動や反応に不安を感じることがあります。
知らない人を見ると止まってしまう。
他の犬に会うと吠えてしまう。
ちょっとした音に驚いて動けなくなる。
「しつけが足りないのかな」
「性格の問題なのかな」
そう思ってしまうこともありますよね。
でも、多くの場合それは失敗ではありません。
ただ、社会化が足りていないだけなのです。
社会化トレーニングは、犬を無理に言うことを聞かせるものではありません。
大型犬が安心して、この世界で暮らしていくための大切な準備です。
大型犬に社会化トレーニングが必要な本当の理由
大型犬は体が大きいぶん、少しの行動でも目立ちます。
怖くて止まっただけでも、「危なそう」と思われてしまうことがあります。
だからこそ、社会化トレーニングが重要です。
社会化とは、人や犬、音や場所に慣れていき、
「これは怖くない」と感じられるようになることです。
これはお利口に見せるためではありません。
大型犬が落ち着いて、安心して生活するための土台づくりなのです。
「社会化=しつけ」ではありません
社会化と聞くと、
「座らせる」
「吠えさせない」
そんな訓練を思い浮かべるかもしれません。
でも、社会化は命令を覚えさせることではありません。
経験を通して、慣れていくことです。
車の音を聞く。
知らない人を見る。
他の犬のにおいをかぐ。
それを「怖くない経験」として積み重ねることが社会化です。
子犬じゃなくても社会化はできる
「社会化は子犬のうちだけ」と思われがちですが、成犬でも大丈夫です。
我が家の大型犬も、迎えたときは成犬でした。
人を見ると固まり、犬を見ると吠えてしまう子でした。
いきなり慣れさせることはせず、
遠くから見るだけ。
静かな時間に外へ出る。
短い時間で家に戻る。
こうした小さな成功を重ねることで、少しずつ変わっていきました。
やってはいけない社会化トレーニング
一番やってはいけないのは、無理をさせることです。
人混みに連れて行く。
ドッグランに入れる。
怖がっているのに引っぱる。
これらは逆効果です。
犬は
「やっぱり外は怖い」
と覚えてしまいます。
社会化は、がんばらせることではありません。
安心できた記憶を残すことが大切です。
家の中でできる社会化トレーニング
社会化は、家の中から始められます。
掃除機の音。
インターホン。
テレビの音。
最初は音を小さくし、犬が落ち着いていられたらやさしく声をかけます。
それだけで、立派な社会化トレーニングです。
散歩は最高の社会化の時間
散歩中には、社会化の材料がたくさんあります。
自転車。
子どもの声。
知らないにおい。
今日は静かな道。
明日は少し人が多い道。
少しずつでかまいません。
飼い主が落ち着いて歩くことが、犬の安心につながります。
大型犬の社会化で一番大切なこと
社会化トレーニングで一番大切なのは、
家族が犬の味方でいることです。
吠えてしまった日も、
動けなかった日も、
「今日はここまでできたね」と認めてあげてください。
大型犬は、家族の気持ちをとてもよく感じ取ります。
まとめ
大型犬の社会化トレーニングは、特別なことではありません。
毎日の生活の中で、少しずつ「怖くない経験」を増やしていくことです。
無理をさせず、比べず、その子のペースで進めること。
家族が落ち着いて寄り添うこと。
それだけで、大型犬は少しずつ世界を信じられるようになります。
家族として一緒に暮らす毎日が、
人にも犬にも、やさしく安心できる時間になるように。
焦らず、ゆっくり進めていきましょう🐕✨

